正統派の老舗高級洋食店　住之江区　「源ちゃん」

2008 2/28

本日のランチは住之江区にある洋食屋さん「源ちゃん」に行きました。
大阪を代表すると言っても過言ではない老舗の高級洋食店で、そのずっと行きたかった名店に初めて行ってきました。
お得なランチセットもあったのですが、ここではまずこのお店の最大の名物の「山芋のグラタン」（１５００円）を食べると決めていました（＾＾
見た目はいたって普通のグラタンに見えますが・・・

ホワイトソースの部分がほとんどすべてが摩り下ろした山芋なのです！
もちろんホワイトソースも配合されているのですがその配分が絶妙で、山芋の食感を残しつつ、ホワイトソースの上品なクリーミーな味わいもかすかに感じ取れるのが素晴らしい！
全体の味付けは非常にマイルドで優しい印象です。
濃い味付け、パンチのある味付けが好きな人にはこれははっきりと「向かない」と言えますが、私はこの上品な味付けにかなり好感を持ちました！
それほど大きなお皿ではないのであっという間に食べてしまい、これならもう一品食べられるなあ・・・

ということで「ハヤシライス」（１４００円）もいただきました（＾＾
老舗洋食店らしくソースポットに盛られていて、こちらも全体の量は控えめです。

タマネギと牛肉がメインでその隙間にハヤシソースがあるという感じの具沢山の贅沢なハヤシです！
牛肉がとても柔らかくて(ﾟДﾟ)ｳﾏｰ!
ハヤシソースもやはり上品ではありますが、深い深いコクをしっかりと感じることが出来てしみじみ旨いです！
かなり手間暇かけて丁寧に作られているのでしょう！

付け合わせは和風のお漬物でしたが、これが何故かよく合いました（＾＾
二品とも量的には少なめでしたが、二つ食べるとやっぱり満腹で苦しくなりました（＾＾；

全体的にちょっと高い印象ですが、恐らく全ての料理が高級な素材を使って手間暇かけて丁寧に作られているのだと思います。
カツサンドがとても気になりますが、やっぱり高いですね～（＾＾；
魚介類の料理も豊富で、夜に行くとビールやワインがすすみそうです（＾＾

ランチメニューはドリンクも付いているのでこれはかなりお得だと思います。
また夜の名物の７３５０円のコースもかなりそそられる内容です！

普通の住宅街にポツンとたたずむお店は、歴史は感じますが古さはまるで感じさせないほど手入れが行き届いている清潔感溢れる空間です。
厨房内には見習いの若いコックさんも含めて５人くらいいたでしょうか、皆きびきびと動いておられてピンと張りつめた空気が流れています。
女将さん（らしき方）の厳しい指導にさらに緊張感が高まりますが、だからこそ昔からの味をブレることなくしっかりと引き継がれて行くのでしょう。
店内は１０数人入れる個室もあり、接待にもよく使われるそうです。
ただ・・・
ここはあまりにも不便な場所で、車がなければとても行きにくいでしょう（＾＾；
車で行かれる場合はお店から東に数十ｍ行ったこの辺りに専用駐車場があるのでご利用ください。
もっと近くで、という方は南船場に「Restaurant　SANGEN」というここの３代目の方のお店があります。
私は行ったことはありませんが、恐らくこの本店の味をそのまま引き継いだ全く同じ味が味わえるのだろうと思います。