「第１回大阪マラソン」　無事完走しました！

2011 10/30

幸運にも「第１回大阪マラソン」に参加させていただく事が出来、大阪の街を激走してきました（＾＾

応募者多数で競争率の高い抽選に、奇跡的に当選してしまいました。
当初は「途中で棄権しても・・・」という軽い気持ちだったのですが、いつも食べ歩きを共にさせていただいている「チーム肉」の皆さまが大応援団を結成してくださり、また、走りたくても落選して走れなかった方々のためにも「絶対完走」を目標に、５月の連休明けからトレーニングを開始しました。

平日は毎朝５時に起床し８km、土日は１０～２０kmを走る日々を半年間継続しました。
膝が弱いので、膝が痛くならない走法を身につけて、出来るだけ足全体に負担がかからないように心がけて毎日頑張ってトレーニングを続けました。
もちろん適度に休息日も入れながらではありますが、飽きっぽい私がこんなにも毎日頑張るなんて、自分でもとても不思議でした（＾＾；
５月～１０月の総走行距離は１２００kmを超え、何とか完走だけは出来るかも？くらいの自信が付いて、今日を迎えることが出来ました。
３万人という凄まじい数のランナーの方々と共に闘って・・・
そして「自分」という最大の敵に打ち勝って・・・

３時間４４分５５秒

３２４４位／２６１４９人中

で無事完走することが出来ました！

４２．１９５kmの道のりには、本当にたくさんのドラマがあり、とても楽しみながら、そして最後は苦しみながらも感動のゴールが出来ました！

何より一番感動したのは、沿道の方々の温かい声援でした！
皆が大声で私達ランナーに声をかけてくださり、それが新たなパワーを生み出してくれました！

９：００ちょうどにスタートした大阪マラソン。
ゼッケン番号順に並んでスタートするのですが、私の番号は２５０００番台ということで、ほぼ最後尾です・・・（＾＾；
当然スタートの合図がしてからもしばらくは身動きすらできない状態が続き、やっと動き出してものろのろとしか進みません。
スタートから１７分１０秒後にやっとスタートラインを通過！
でもしばらくはやっぱりのろのろとしか進まず、人が多すぎて抜くことも出来ず、ちょっともどかしいスタートでした。
でも後で考えたら、このスタートで飛び出さなかったのが良かったのではないかと思います（＾＾

８km地点の御堂筋でトップ集団とすれ違ったのですが、そのとんでもないスピードは驚きでした！
リディア・シモンさんとすれ違った時、あまりの小ささと美しさ、そしてスピードに、まるで妖精を見ているようでした（＾＾

１３km地点で「チーム肉」の仲間に大声で応援いただきました！
ものすご～く嬉しくて、振り向いて両手をあげて皆に手を振ったのですが、その時足がもつれてこけそうになり、それでも必死に踏ん張ってこけずに済んだのですが、そこで太ももの裏を痛めてしまい、それが後半にかなり響きました（＾＾；

１７km地点で出会った「走る男」こと森脇健児さんは、沿道を盛り上げながら、余裕しゃくしゃくで走っておられました（＾＾

中間の２１km地点で、同じ会社で参加されているＫさんに追いつきました。
走りながら、お互いの走っている姿を写真に収め、健闘をたたえ合いました。

２７～３０km地点くらいの国道２６号線、西成区のど真ん中では、おっちゃんおばちゃんの声援が凄かったです！
コテコテの声援はとても愉快で、大阪のおっちゃんおばちゃんパワーを感じ、そして大いにそのパワーを分けていただきました（＾＾

３３km地点の給食コーナーでは、いなり寿司、巻き寿司、コロッケ、胡瓜の１本漬け、大根の漬物、ごぼうの漬物、クッキー、ブッセ、三笠饅頭、大福、みたらし団子、バナナ、あめちゃんなど、美味しそうなものがずらりと並んでいます！
お腹がペコペコだったのでとても食べたかったのですが、そこで止まって食べると再び走り出す自信が無かったので、泣く泣く何も食べずに走り続けました。

魔物が現れると言われている３５km地点、確かに本当に苦しい時間帯でしたが、「完走は出来るだろう」と、ここで確信しました。

そして走りながら時計を見ると、４時間を切るペースであることに気が付きました。
頭がもうろうとなりながらも走りながら計算してみると、あともう少し頑張れば３時間５０分も切れそうなペースだったので、絶対に切ってやろうと色気を出して、３７km地点からラストスパートを開始！
太ももも膝もふくらはぎも足の裏も、もう足の全ての個所が痛くて痛くて限界を超えていましたが、それまで１km５分２０秒～５分３０秒くらいのペースで走っていたのを一気に１km４分台後半のペースに上げて必死になって走りました！

３８km地点のこの大会の最大の難関、「南港大橋」のとてもきつい急勾配の長い長い上り坂は、足と心臓が破裂しそうになりながらも、一切ペースを落とさずに歯を食いしばって猛ダッシュで駆け登り、苦しんでおられる他のランナーの方々をごぼう抜きで走りました！
恐らくこの時、鬼の形相になっていたと思います。
５kmごとのラップタイムでは、この３５～４０kmの区間がこの日一番速いタイムだったのは、自分でも驚異的だと思いました（＾＾

４０kmを過ぎてからの最後の２．１９５kmがもう本当に本当に長く感じました。
この付近では、沿道の方々からは何度も「頑張れ～、あともう少し！あともう少し～！」と声をかけていただきましたが、この２kmが私には永遠に終わらない距離のように感じました。

最後のコーナーを曲がって・・・