「二毛作」でおでんを少々食べて飲んだ後は、もうお腹が既にはちきれそうになっていましたが、おやじ飲みの聖地立石の散策で、どうしても行っておかなければならないお店「鳥房」に行きました。
鳥の半身のから揚げが「時価」で食べられるお店です。
よんちゃんのブログを見てどうしても行ってみたかったのです(^^
怖いけど本当はとても優しいおばちゃんに、「今日は580円のと少し小さな550円のがあるけどどうする?」と聞かれたので、
「ご、580円のやつ・・・・・と鳥南蛮漬け」とお願いしました。
から揚げだけだったら何か怒られそうな気がしたので(もちろん怒られませんが)、お腹いっぱいで苦しかったのに、もう一品注文してしまいました(気が弱いのです・・・)
それにしても、時価とは550円とか580円だったとは・・・(^^
このお店に来たお客さんは全員これを一人一つずつ注文するので、表の鳥肉屋さんの調理場でどんどん揚げて、お店に入った順番に提供されていきます。
これをもってきて下さったおばさんが「大丈夫?できる?」と聞いてくださったので、
「いえ、出来ません、やってください。あ、ちょっと待って、写真撮ってから」と、先にこの写真を撮らせてもらってから、おばさんに食べ易いようにさばいていただきました(^^
「こうやって、上にちぎるようにするのよ」と言いながら、割り箸を使ってとても手際よくさばいてくださって、あっという間にこんな状態になりました(^^
手に油が付くのを防ぐために半紙でこの鳥肉をもってかぶりつきます。
(゚Д゚)ウマー!(゚Д゚)ウマー!
カリッと香ばしく揚がった鳥は、肉汁が滴り落ちるほど、超スペシャルジューシーでめちゃくちゃ旨い!
味付けはかなり濃いめですが、それがまた食欲をそそり、ビールがどんどん進みます(^^
プリップリのモモ肉、あっさりの胸肉、コリコリのナンコツや旨みが詰まったアバラ骨の部分など、本当に鳥のあらゆる部位が楽しめます。
この揚げたての絶品の巨大なから揚げがたった580円で食べられることに、もう心から感動させていただきました!
さらに・・・
こちらは突き出しで先にお出しいただいたものなのですが、こちらで既に絶叫するほど感動していたのです!!
「鳥の皮の生姜煮」というものだと思うのですが、この鳥皮、びっくりするほどとろっとろのとろとろで、さらに味付けがもう何とも言えず激ウマです!
(゚Д゚)ウマー!(゚Д゚)ウマー!
お腹が空いていて、喉が渇いていたら、この突き出しだけでビールは軽く3本は飲めるでしょう(^^
これはもはや突き出しではなく、一品ものとして出しても十分だとは思うのですが、あえてこれが突き出しであるというところに価値があるのでしょう!
この突き出しが出てきたとたん、「来た来たコレコレー!」と歓声をあげるお客さんがいるほど、これは本当に人気があるようです。
残った煮汁ですが、飲み干してしまいたいくらい美味しかったのですが、これはから揚げに添えられているキャベツの千切りにかけて食べるのだと、おばさんに教えていただきました。
なるほど!
これをかけて食べたキャベツの千切りが、超激ウマであったことは言うまでもありません(^^
「鳥南蛮漬」(280円)
コリコリの食感の砂肝の部分は、酸味がよく効いていて、噛めばかむほど酸っぱ味から旨みへと変化していくのが素晴らしい!
(゚Д゚)ウマー!
こんな感覚は初めてです!
冷酒が進みます(^^
こんなに素晴らしいメニューがそろっているお店に、お腹いっぱいの状態で来てしまった事を激しく後悔しました。
次回は必ずここを一軒目に来ることを誓いました(^^
表は鳥肉屋さんで、飲食店の入り口は横手にあり、店内での飲食は、日祝は午後3時オープンです。
実はこちらには「二毛作」に行く前に先に下見に来たのですが、もちろんその時は誰も並んでいませんでした。
二毛作で食べてから、午後3時ちょうどに来ればいいと思い、そのとおり、お店にちょうど午後3時に着いてびっくり!!
横手の入り口から入ろうとすると、こじんまりとした店内はもうお客さんが溢れ返っていて、超満員!
それを見て唖然としていると、カウンターにでーんと腰掛けた貫禄と迫力満点の女将さんが私を見つけて、ちゃぶ台を指差して、「そこ、もうちょっと詰めて!お兄さん、そこに座りなさい」とちゃぶ台に座っているお客さんに詰めてもらって、合席の席を作ってくださいました(^^
恐らく開店前から行列になっていて、今その並んでいたお客さんがお店に一斉に入ったところだったのでしょう。
そんなことも知らずにのん気に15時ちょうどに行ったのですが、ぎりぎり入ることが出来てよかったです。
私の次のお客さんはもちろん「今いっぱいだから、そこで待ってて」と言われて、入り口で待っておられました。
でも、一番最初のお客さんがお店を出たのは午後4時頃だったので、1順目にギリギリは入れなかった方は、1時間も待っていたことになるのです!
お客さんの回転が悪いお店なので、タイミングによってはかなり待たなければいけないお店です。
この回転の悪さは、鳥を揚げるのに時間がかかるのと、また食べるのに時間がかかるのと、そしてさらに、めちゃくちゃ狭いですが意外に居心地が良くて、ビールやお酒やアテを追加して長居したくなるシチュエーションだからだと思います(^^
私もお腹がもっと空いていたら、ここでもっとビールやお酒を飲んで、気持ちよく酔ってみたいと心から思いました(^^
カウンター6席くらい(1つは女将さんの専用)、小上がりの座敷にはちゃぶ台が並んでいて、20数人分の席がありました。
「ここに荷物置いちゃあ、ダメ、歩けないからこっちに置いて!」とおばちゃんに厳しく、そして優しく叱られましたが、それがなぜかとても心地よく感じられました。
はっ!僕ってM?
・・・・あ、Mでしたね(^^
今回の東京は、築地あり、大行列あり、下町B級グルメありの、とても充実した旅になりました。
次回はいつになるか分かりませんが、また次回も楽しみです(^^
【鳥房】
住所 : 東京都葛飾区立石7-1-3 地図
電話 : 03-3697-7025
営業時間 : 16:00~21:00、日祝15:00~20:30
土曜ランチ : ×
日曜ランチ : ×
定休日 : 火曜日